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特定非営利活動法人マザーリンク・ジャパン 子どもたちの未来のために。



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Special

第1回 『元気で働こう!通勤着支援プロジェクト』ご報告

被災地では避難所や仮設住宅から通勤している方々が大勢いらっしゃいます。 家だけでなく、全てを流され、支援物資として支給されたジャージなどの普段着で通勤しています。スーツなどの通勤着の支援が贅沢だという意見もあるかもしれませんが、私達はそうは思いません。被災する前の通常の生活に戻ることが贅沢なことだとは思わないからです。ジャージで通うのではなく、被災前と同じように元気に働いていただくために、マザーリンク・ジャパンでは、働く方々が少しでも元気に、そして通常の生活を取り戻すためのお手伝いとして、通勤着の支援をするプロジェクトの第1回目を仙台市若林区で開催いたしました。全てを無償で「与える」という立場ではなく、値段をつけることにしました。最初に、一緒にバザーを開催する被災地の他のボランティアの代表の方から「値段をつけて欲しい。」と言われたときは戸惑いもありましたが、結果として、お好きな衣類やカバン等を選んでいただき「自分で選んで買う楽しみ」もお届けでき、大変喜んでいただけました。値段は50円~800円程度に設定しました。若林区の避難所に告知をし、その他周辺の方も来場されました。


概要

日時:
5/23(月) 10時~15時  18時~21時
5/24(火) 10時~15時
場所:
みやぎ生協 沖野店 2階駐車場  及び  ウェルサンピア仙台
対象:
宮城県若林区の避難所8箇所中7箇所と、自力で引越しをした方々にも被災者の方を通し、告知をしました
現地ボランティア募集:
仙台周辺にお住まいの方で、スタッフとしてお手伝いいただける方を緊急募集しました。
【被災地周辺でボランティアを募集する理由】
 東京からボランティアが行くには、交通費や宿泊費がかさみます。  被災地の方にお手伝いいただくことで、経費を必要最小限に抑えられます。  次回は、被災者の方に有料ボランティアとしてお願いしようと思います。
収益について:
ガソリン代や足りない物資の購入などに使わせていただくと共に、一部をご協力いただく『みやぎ生協様』に義援金としてお渡しいたしました。次回からは被災者の方を対象に有償でボランティアをお願いする予定です。

被災者の方から、お金をいただくということ

このプロジェクトでは、一緒にバザーを開催する被災地の他のボランティアの代表の方から「値段をつけて欲しい。」とのお申し出があったことから、値段をつけさせていただきました。
結果としては、最初は戸惑いもあったものの、思い切って有料にしてよかったです。


無料だと「何でもいいから我先に」となるところ、
有料にしたことで、じっくり「選ぶこと」を楽しんでいただけました。


皆さん、「楽しい、楽しい」と口々に連発なさってました。「まとものお買い物なんて、被災してから初めて!!」終わった後も、翌朝も、「次はいつ来るの?」といろんな方々にお声をかけていただきました。こんなに喜んでいただけると思っていなかったので、驚きました。
「お前、そんなに買ってどうするの!?」とお父さん。「だって、楽しんだもの、いいじゃない!!」と嬉しそうなお母さん。

無料だったら、こうはいかなかったのだと思ってます。
女性にとって買い物は、元気の源なんですね。


「有料にした」ことで、災害支援ではなく、復興支援になったような気がします。
次回も「有料」にしたいと考えています。
勿論、衣類については、高いものでも値引き交渉前提で800円程度です。

有料にすることのメリットは、他にも2点あります。
  • ガソリン代や足りなかったサイズの靴などの購入代などの赤字を少し軽減できること
  • バザーのスタッフとして、被災者の方を雇えること

こういったことを前提で、今後もご支援をいただると嬉しいです。

次回は、6/11の予定ですが、通勤着と共に、「喪服」の支援をしようと思います。 多くの方から、「喪服がないから葬式に出られない。」という悲痛な声をかけら れます。東北の方々は「こんな状況だからどんな服装でも」とは思わないようで、「喪服がないから友人の葬式に出ることをあきらめた。他のものはいらないから、喪服が欲しい。」と言う方が多くいます。「きちんとした服装でセレモニーに出る」、「なかったらセレモニーには出ない。」というのが東北の方の文化なのだと感じました。
必ずしも、「黒のスーツ」でなくても、せめて「地味目のスーツ」が欲しいとの声を多くいただきました。

以下、バザーの企画でご一緒させていただいた、リーダーの方からのメールの一部です。

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今日は、「私は被災者なんですが!ただで貰えるんですよね」と堂々といらした女性がいました。どこかでお勤めのような感じです。お仕事のある方はまだ幸せでは???と思いました。しかしながら、バザーですのでとお断りしました。

 差し上げる機会が増えるほどに「お金を払って買う」という行為はとても大切なことと感じました。

差し上げた方の多くの方が、「あとは買わせてもらうね」と言ってくれます。事実、 沢山の被災者の方が会の来てくれました。お買い物をして楽しい!って言ってくれま す。

タダでもらえることがあたりまえになってしまい、通常の生活に戻れない方の話も聞 きます。ここでは、働かなくてもしばらくは生活できるんです。そして皆から心配し てもらえます。「高額な買い物は出来ないけれど、必要なものは高額」と言う現実が あります。私たちもスーツ・礼服の需要の多さに答えようと頑張ってみましたが、な かなか集まるものではありません。

寝占さんの「無料配布」と言う企画に、値段をつけてとお願いしてスミマセンでした。でも、お金を払うということが大切と感じてのお願いでした。

被災者の方々のコメントです。

本心は今日はタダじゃないのね・・でしたが、お金を出して購入するということをしばらく忘れていました。
避難所では支援物資として新旧問わず、いろいろなものをもらえます。体育館の中にいるのなら、ジャージでもノーブラでも構わないと思っていました。
でも、銀行に行ったり友人に会うときはそうもいかない、まめに髪は洗えなくともせめて襟元に少し飾りのついたものでも着ていきたいです。

きれいな靴や高そうな鞄、東京の人たちはよいもの持っているんですね、久しぶりに買い物したなあという気分になりました。おばあちゃんはお金が足りないので明日また来るそうです。

車がないと買い物に行けないので乗せてきてもらいました。よその避難所の人とお茶も飲めてよかったです。来週から仕事に行くのですこししゃれた服買います。

来年の入学式に着る服ありました! 靴も!旦那はパジャマを5セット買っていきま した。アパート借りたんで少し生活用品みます。


私もこんな風に言ってもらえるよう準備します。
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本当に値段をつけてよかった!喜んでいただいただけでなく、復興に向けて、気持ちを切り替える第一歩のお手伝いができた気がします。

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